英会話のおすすめ勉強法

英会話のおすすめ勉強法とは

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前回の記事では,英語が話せるようになるためには,一見遠回りかもしれないけれど,「読み」から始めることが大切だという結論に達しました。

そして,英検の2級を取得するだけの基礎的学力をつけた上で,いよいよそれ以外の技能である「書く」・「聴く」・「話す」も含めた4技能を,バランスよく伸ばしていくことになります(「読み」も継続して学習していきます)。

今回は,その中でも「話す」と「聴く」ことに特に効果がある,『英会話の勉強法』について考えていきたいと思います。

英語4技能のうち「話す」は特別

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英語の4技能のうち,「話す」技能がそれ以外のものと大きく異なるとされているのは,スピーキングだけが相手を必要とするからです。

例えば「読む」ことは,英語のテキストや雑誌などを読むので1人でできますし,「聴く」ことだったら,DVDやCDさらにはネットを使えば簡単にできるでしょう。

また「書く」ことも,添削の必要のあるなしはさておき,日記でもなんでも,自分の好きなふうに書けばいいわけです。

しかし,「話す」ことに限っては,相手なしでは会話は成立しません。

一人で声を出す音読も考えてみましたが,あれはあくまで読むための練習形態であり,会話で最も大切な,『その場その場の状況によって,話す内容を吟味すること』をやはり必要としません。

 

このように,1人で簡単に行うことができないので,「話す」ことは特殊で難しいとされるわけです。

特に日本にいる場合,英語を話さざるをえないような状況に自然となることはまずありませんし,だからといって,外国人を見つけて手あたり次第に英語で話しかけるのは失礼に当たってしまいます。

そもそも周りを見渡しても,外国人で英語がネイティブな人は意外と少ないものですし,アメリカ人なんてめったに見ません。

このような状況なので,「話す」技能を伸ばすためには,英会話学校に通ったり,海外留学といったことを選択することになるのですが,まずその前に1人でやる準備がいくつかあります。

準備と言っても荷物やお金を用意するといった話ではなく,いよいよ英語をしゃべれる環境に置かれた際に,短期間で英語を話せるようになるための頭の準備(知識を蓄える)という意味だと考えてください。

以上の理由から,英会話の学習方法は全部で3つのステージに分けることができ,そのうちの前2段階は,その準備に当たるもので,基本的には1人で学ぶこととなります。

 

 

英会話の勉強法は3つの段階から!

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英語を話せるようになるために,一般的には3つの段階を経ていくことになります。

以下でその一つ一つを詳しく見ていきましょう。

 

簡単な文を英語で言える段階

最初の段階は,例文を暗記することです。

暗唱用例文とか基本例文なんていうものが昔テキストの付録についていたのを思い出しますが,あれらは英会話のためにあったのかもしれませんね。

例文を暗記し,

その数は多いほどよく,

単語を入れ替えて応用すれば,英語は話せる

というのが,なるほどその通りで,嘘偽りのない正しい意見のように感じます。

しかし,場面別の決まり文句を覚えるだけでもかなりあるのに,それだけでは不十分。しかも臨機応変に文を自在に作り出すことができなければ,アドリブの連続である英会話においては到底うまくいかない…というわけですから,これはとても大変そうです。

 

ところが周りの『英語が話せる人』に英会話上達の方法を尋ねてみても,イマイチ参考にできる返事は返ってきません。

というのも,英語ができるようになった人は,特殊な環境にあったか,方法論など考えず,ただひたすらに英語に取り組んできた経緯しかないからです。

時間があれば英語のことだけ考えて,生活のすべてを英語に捧げる

そんなことはとてもじゃないですが,今の自分には真似できそうにありません。

 

そのため,参考になるのは,誰にでもできる勉強法となるわけで,それならやはり最初は『例文暗記』から入るのが王道だという結論に至るのだと思います。

もちろん覚えた例文を応用して新しい文を作り出すのが最終的な目標となりますが,そもそも何の例文も暗記していなければ,一言すら話せないのは明らかでしょう。

 

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英会話の勉強における1stステージは,例文を暗記した上で,簡単な日本語を英語にすぐ直せることが目標です。

ちょうど以下のようなチェックテストがありますので,英語に訳してみてください↓↓

①ここはどこですか? -明治通りです。

②今日はひどく蒸し暑いですね。

③私は別に好き嫌いがありません。なんでも食べます。

④今日の新聞ありますか。 -はい,どうぞ。

⑤私は,彼のそこが好きなんです。

⑥君の声,風邪をひいているみたいだ。 -うん,なんだかひいたみたい。

⑦金曜までに宿題をやらないといけません。

⑧2人だけの秘密です。

⑨これなら彼にうってつけの仕事だ。

⑩アイスクリームならあの店で売っています。

上記の問題を6問以上即答できるようになって初めて,次の段階に進むことができるということですが,日本語で言うのは簡単なのに,英語だと全然言えませんね…。

しかし逆に考えれば,これができるレベルに達するまでは,こういった会話文を覚えていく練習を繰り返すことが最初の勉強法としてふさわしいということになります。

 

なお,以下は解答例になりますが,

①Where am I? ーYou are on Meiji-dori Avenue.

②It's steaming hot today, isn't it?

③I'm not particular about food. I eat anything.

④Have you got today's paper?  ーSure, here you are.

⑤That is what I like about him.

⑥You sound like you have a cold. ーYes, I think I've caught a cold.

⑦I have to do my homework by Friday.

⑧This is just between you and me.

⑨This is the sort of job he is cut out for.

⑩They sell ice cream at that store.

となります。

聞けば「なるほど。」と思うものもありますが,これを自力で言えるようになるには,目安として6か月程度の時間を費やす必要があるそうです。

長いと感じる方がいらっしゃるかもしれませんが,この段階を省略して先に進んでみても,結局うまくいかないし,英会話スクールに通ってもやることは同じです。

頼るべき例文が頭の中にないのに,適当にペラペラしゃべれるようになったとしても,結局はブロークンイングリッシュ(文法などがめちゃくちゃな英語)しか話すことができず,海外では通じないことがほとんどなので,ここは土台をしっかり作っていきましょう。

ここでの頑張りが,後で大きく響いてきますので。

 

「聴く」力を伸ばす

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簡単な日本語を英語にできるようになったら,第2段階である「聴く」トレーニングに進みましょう。

やり方としては,

① まずは1つの話を英語で最後まで一気に聞いて,大まかな内容をつかむ。

② 次に1文ずつ止めながら,内容をしっかりとつかんでいく

という流れです。

素材としては,ちょうど英検の教材が向いていると思われます。

難易度としては自分のレベルよりちょっと難しい内容がよいとされるので,英検2級~準1級あたりのリスニング素材を使うといいですね。

このときに,いわゆる『ディクテーション』の練習をすれば特に効果的だと考えられていますが,最近はスタディサプリENGLISHのように,まさにディクテーションをウリとするオンラインサービスまで出ているわけですので,ぜひやってみることをおすすめします。

シャドーイングもやってくれますし,「聴く」能力を鍛えるのにピッタリです。

 

ネイティブの技術を真似て盗む

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外国人教師が必要なのはこの段階からで,これまでに身に付けた能力をさらに使える段階に引き上げるのが,ここでの目的です。

話す内容や会話のスピードをネイティブレベルに近づけていくというわけですね。

 

最初は,相手の言うことをよく聴き,真似することに徹します。

そのため話す時間としては,相手の3分の1くらいでよいとされます。

アクセントや雰囲気に加え,ネイティブの使っているボキャブラリーを観察して盗み取りましょう。

最終的には6,7割,自分が話せるようになれば,盗んだものもしっかりと身に付いているはずで,ここまできて遂に,英語が話せるようになったと感じるはずです。

 

 

まとめ

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以上,英会話の学び方を3つの段階に分けてみてきましたが,最後にまとめてみましょう。

前提条件として,英検2級程度(高校卒業程度)の英語力が必要

英会話を学ぶための1つ目の段階は,例文を暗記することから

次の段階では「聴く」ことに専念し,相手の言うことが理解できるようになる

最後はネイティブとの会話を通じて,盗めるものは盗んで,自分のモノにする

という段階を経ていくことになるという結論でした。

 

特に最後の段階を除いては,一人で努力していくことになりますが,苦労した分だけ,後で報われることになるわけですので,頑張っていきましょう。

もちろん,挫折してしまわないよう,時には他人に頼ってみてもいいですし,少しでも楽しく勉強できるよう,合間に洋画を観たり,海外旅行に行ってみたりと,自分なりに工夫していくことも大切になってきます。

このときに「今自分がどの段階にいるのか把握しておく」ことができれば,今の自分に必要なことは何か見失わずに済むと思います。

 

英語でのコミュニケーションは,単なる勉強と違って楽しいものです。

繰り返しになりますが,頑張った分,後でより楽しい世界が待っているわけですから,英語が話せるようになった自分を大いに妄想し,毎日少しずつでも英会話の勉強を進められるよう励ましましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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